おちょやんで好演のまえだまえだ弟・前田旺志郎 千代への手紙をノートに書いて役作り「不器用なんで」 

[ 2021年6月21日 11:30 ]

前田旺志郎
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 兄弟漫才コンビ「まえだまえだ」の弟で俳優の前田旺志郎(20)が21日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。NHKの連続テレビ小説「おちょやん」で行った役作りを明かした。

 旺志郎は小1だった07年、2学年上の兄・航基(22)と「まえだまえだ」を結成。同年のM―1グランプリでの準決勝進出や「エンタの神様」(日本テレビ系)出演で大ブレークを果たした。現在はNHKの朝の連続テレビ小説「おちょやん」に松島寛治役で出演、今夏以降、話題の映画3本の公開が控えるなど、俳優として活躍する。役作りについて聞かれると、「こういう可能性もあるなっていうのをノートに書いたりするんです。脚本に書かれてない間を埋める作業というか」と明かした。

 「おちょやん」では女優の杉咲花(23)が演じる主人公・竹井千代を母のように慕う劇団員を熱演。戦時中、千代に仕送りと手紙を送ることを条件に慰問団として満州に渡ったが、酒とばくちにおぼれ、仕送りと手紙を送らなくなってしまう。その時の心境はドラマではほとんど描かれていないが、「罪悪感は感じていたけど、描写はなくて。寛治は書いていただろうな、送るかどうか迷っていただろうなと思っていたんで、手紙を想像して書いたりしていて」とノートも公開。「お2人のために仕送りすると言うてたのに、できてなくてすんません。ホンマに僕は大バカ者です」などと記しており、「不器用なんでこういうの書かないとなかなか…」と照れた。

 またノートにはハングルも書かれていたが、現在は慶大3年生でもあり、「授業で韓国語を習っていて。単語を覚えながら『おちょやん』の役作り)もやってたんで…」と笑わせた。ゼミの仲間とは演劇のプロジェクトも進めているとした。

 今後の目標については「今は現場が楽しくて、お芝居が好きで楽しくて、この感覚をずっと持ち続けたいというのが、一生の目標で。ずっと楽しいと思うためには今と同じお芝居をしてたら飽きてくると思うし。その時の自分の最高を更新し続けてたらずっと面白く嫌いになることなく役者さんが続けられるだろうなと」と力を込めた。

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2021年6月21日のニュース