「ドラゴン桜」第9話15・4% 最終回前に番組最高!4月期民放連ドラ初の15%超 ティーン層も好調

[ 2021年6月21日 09:05 ]

TBS日曜劇場「ドラゴン桜」の主演を務める阿部寛
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 俳優の阿部寛(56)が主演を務めるTBS日曜劇場「ドラゴン桜」(日曜後9・00)の第9話が20日に15分拡大で放送され、平均世帯視聴率は15・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが21日、分かった。初回(4月25日)の14・8%を0・6ポイント上回り、続編の番組最高を更新。第5話13・8%から第6話14・0%、第7話14・4%、第8話14・6%、第9話15・4%と4週連続右肩上がり。27日の最終回(第10話)を前に上昇し、フィナーレへ弾みをつけた。4月期の民放連続ドラマのうち、15%超えは初となり、1位に立った。さらに注目は世代別で「ティーン層(13~19歳)」の数字が番組最高をマーク。東大合格を目指す劇中の高校生と同じ受験生世代に響いているとみられる。

 個人視聴率10・0%も番組最高となった。

 ティーン層の視聴率は初回4・9%→第7話7・4%と大幅アップ。第9話は8・2%と番組最高を叩き出し、若者層から支持が増えてきたことがうかがえる。平均世帯視聴率20・1%を記録した今年1月期の日曜劇場「天国と地獄」最終回(3月21日)のティーン層6・9%も上回っている。

 「ドラゴン桜」第9話はキッズ層(4~12歳)からF4層(女性65歳以上)、M4層(男性65歳以上)まで全世代で同時間帯横並びトップ。最終回に向け、どこまで数字を伸ばすのか、注目される。

 阿部が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、今作は現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開される。

 阿部が伝説の弁護士・桜木役に再び挑戦。女優の長澤まさみ(33)が桜木の教え子・水野直美役を続投。水野は一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得した。続編はドラマオリジナルの舞台・龍海学園の教頭・高原浩之(及川光博)が学園再建のため、桜木と水野を招き、幕を開けた。

 第9話は、大学入学共通テストまでのカウントダウンが始まった。今までに招聘した特別講師陣たちと試験に追い込みに入っている東大専科のメンバーたちに、桜木(阿部)は共通テストの出願書を渡し「共通テストの心構え5か条」を授ける。そして迎えた共通テスト本番。6回の模試を乗り越えてきた瀬戸(髙橋海人)をはじめ、専科の生徒たちの決戦の時が来た。しかし、彼らをただならぬ緊張とプレッシャーが襲う。共通テストを終えた瀬戸に襲いかかる試練、藤井(鈴鹿央士)の決断とは!?一方、水野(長澤)は弁護士として、学園の売却を阻止する方法を必死に探っていた。学園の先代理事長・龍野恭二郎(木場勝己)たちとの直接対決を迎える桜木たちに驚愕の真実が襲い掛かり…という展開だった。

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2021年6月21日のニュース