貫地谷しほり 舞台「月とシネマ」全公演中止「謝らないで」も「謝罪の言葉しか」幻の大千秋楽の日に

[ 2021年5月16日 16:44 ]

貫地谷しほり
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 4月11日に新型コロナウイルス感染が確認され、同27日に活動再開が発表された女優の貫地谷しほり(35)が16日、約1カ月ぶりに自身のインスタグラムを更新。緊急事態宣言の発令もあり、出演予定だった舞台「月とシネマ―The Film on the Moon Cinema―」が全公演中止になったことに「復帰してからたくさんの方々に謝らないでと言っていただきました。でも謝罪の言葉しか出てきません。長い期間この公演を最高のものにしようと沢山の方々が力を尽くしていたのに、一度も披露できないまま終わってしまった事が本当に辛いです」と苦しい胸中を明かした。

 舞台「月とシネマ」は4月17日~5月9日に東京・PARCO劇場、5月12~16日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演予定だった。俳優の中井貴一(59)が主演し、昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、昭和に育ち、平成に揉まれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー役。貫地谷はアート系映画の女性監督役を演じる予定だった。貫地谷の感染を受け、初日を延期。4月28日までの公演を中止したが、緊急事態宣言の発令・延長により、残りの東京公演、大阪公演が中止になった。

 この日が大千秋楽のはずだったが、貫地谷は「本来ならば今日が最終公演でした。今回、舞台『月とシネマ』は東京も大阪も全公演中止となってしまいました。関係者の皆様、楽しみにしてくださっていたお客様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。復帰してからたくさんの方々に謝らないでと言っていただきました。でも謝罪の言葉しか出てきません。長い期間この公演を最高のものにしようと沢山の方々が力を尽くしていたのに、一度も披露できないまま終わってしまった事が本当に辛いです」と心境を吐露。

 「久しぶりにインスタグラムを開いたら、たくさんの励ましのDMが届いていて、中には毎日送ってくださってる方々もいらっしゃいました。療養中もたくさんの方が連絡をくださいました。皆さん、本当にありがとうございます。稽古場に戻った時、みんなが本当に私の事を心配して、心からの励ましの言葉をかけてくださいました」と感謝。「たくさんのご心配、ご迷惑ををおかけして申し訳ありませんでした。皆さんの心も身体も健やかであること、この状況が1日でも早く良くなることを切に願います」とした。

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2021年5月16日のニュース