尾野真千子 実家は民家が「10軒くらいの集落」 デビューは突然に…地元の中学で「映画でーへん?」

[ 2021年5月16日 21:25 ]

尾野真千子
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 女優、尾野真千子(39)が16日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演。デビュー秘話を語り、恩人という映画監督・河瀨直美さん(51)の言葉に感慨深げな表情を見せた。

 奈良県吉野郡西吉野村(現・五條市)出身。同地の実家は「大自然」に囲まれ、「うちの集落は(民家が)10軒くらい」だったという。中学3年のころに人生の転機が。通っていた地元の中学校に映画関係者が来たそうで、「たまたま私達の集落の近くで映画を撮るっていうので、ロケハン(ロケ場所探し)に来ていて、学校に」と振り返った。

 尾野が放課後、下駄箱清掃をしていたところ、1人の女性から「映画でーへん?」と声をかけられた。同じ奈良県出身の河瀬監督だった。「なんか私、輝いてみたいで」と笑った尾野。突然のオファーに戸惑いながらも、「やってみたいと思った」。1997年公開の映画「萌の朱雀」の主演に抜擢された。

 演技未経験の中学生は、台本は読まなくていいと伝えられ、独特の指導を受けた。「この人がいなくなったらどう思う?」と、河瀬監督に語りかけられ「うーん、悲しい」と返答。その感情が冷めぬままに「よし、行くで、よーいスタートみたいな」と、撮影が始まった。

 同映画でシンガポール国際映画祭主演女優賞などを受賞。作品はカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)に輝いた。尾野は受賞の知らせを聞いても実感がなく、「それで、何?みたいな。カンヌ、何それみたいな。カンヌも知らなかった」と告白。

 10年後となる2007年。映画「殯の森」で河瀬監督と再びタッグを組むことに。同作はカンヌ国際映画祭審査員特別大賞「グランプリ」を受賞した。尾野は、恩師を「本当にお母さんみたい、生んでくれた人みたい」と表現した。

 スタジオで懐かしそうに思い出を語った尾野の元に、河瀬監督からメッセージが。これからは「空気を読める人、人の心のひだに入っていける人、世界に通じる映像言語で人に幸せを与える人」になって欲しいとのエールに加えて、「そろそろ本気でカンヌ獲りに行こか一緒に」。

 カンヌの最高賞となるパルム・ドール獲得へ。河瀬監督の粋な言葉を受けた尾野は、「怖いこと言うよね~」と話しつつ、「嬉しい。彼女から言われたの初めてだから、獲りたいね」と決意を新たにした。

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