EXILE所属「LDH」から総合格闘家誕生 将来はUFC殴り込み!宇佐美正パトリック、中村倫也を選出

[ 2021年5月16日 04:00 ]

LDHへの所属が決まった宇佐美正パトリック(左から2人目)と所属を継続する中村倫也(同3人目)。勝利を称えるEXILEのHIRO(左)と高谷裕之
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 EXILEのHIRO(51)が手掛ける格闘オーディション番組「格闘DREAMERS」(ABEMA)の最終回が15日放送され、HIRO創業の事務所「LDH」所属となる総合格闘家2人が選ばれた。

 18年にボクシングの世界ユース選手権で3位に輝いた宇佐美正パトリック(21)と、19年レスリング全日本選手権で2位となった中村倫也(26)。元DREAMフェザー級王者の高谷裕之(43)が代表を務める「LDH martial arts」との契約を懸け、昨年11月から約200人が総合格闘技で競ってきた。

 最終審査の試合で、2人は外部所属の格闘家と5分3ラウンド制で対戦。1ラウンドでKO勝ちした中村はすでに同社に所属していたが、結果次第で契約解除もありえただけに「絶対に勝たないといけないという思いで臨んだので勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情だ。宇佐美は2ラウンド、レフェリーストップ勝ち。EXILEなどが所属しているLDHのイメージについて「とりあえずカッコいい」と、HIROや高谷を笑わせた。

 狙うは米国の総合格闘技団体「UFC」。高谷は「2人ともUFCのチャンピオンを目指している。そこと契約するための一番の近道を選んでいこうと思っている」と明かした。

 UFCは93年に誕生。オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形の試合場で戦い、現在は常時600人以上の選手がしのぎを削る世界最高峰の団体だ。高谷は「2人ともそこまで総合格闘技の経験がなくここまで来たが、僕の予想を全然上回るぐらいのスピードで成長している」とオーディション期間中の成長ぶりにUFC王者誕生の可能性を感じているようだ。

 12人が参加した最終審査の試合に立ち会ったHIROは「感動しましたし夢の持つパワーを再確認できた」と感激。今年、オーディション第2弾を開催すると発表し、この日から募集を開始した。

 さらに「自分たちの主体の興行をつくっていきたい」と、来春までに大会を実施する意向。LDHは今後、格闘界でも次々とビッグプロジェクトを仕掛けていきそうだ。

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2021年5月16日のニュース