「ドラゴン桜」鬼越・金ちゃん 日曜劇場初出演!昨年は月9デビュー 民放2大看板枠制覇 実は子役挫折

[ 2021年5月16日 10:00 ]

「ドラゴン桜」第4話で日曜劇場初出演を果たす鬼越トマホーク・金ちゃん(C)TBS
Photo By 提供写真

 “毒舌ケンカ芸”で人気のお笑いコンビ「鬼越トマホーク」のツッコミ担当・金ちゃん(35)が16日に放送されるTBS「ドラゴン桜」(日曜後9・00)第4話にゲスト出演し、看板枠・日曜劇場に初出演することが発表された。闇金から借金を背負った「ラーメン瀬戸屋」に嫌がらせをするチンピラ役。実は子役経験もあり、昨年11月にはフジテレビ「監察医 朝顔」で“月9”デビュー。民放の“2大看板枠”を制した。

 俳優の阿部寛(56)が主演を務め、2005年7月期に金曜ドラマ枠でヒットした学園ドラマの16年ぶり新シリーズ。前作は、経営難の三流私立校・龍山高校を舞台に、元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導いた。今回の原作は、18年から週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた三田紀房氏の「ドラゴン桜2」。前作の原作「ドラゴン桜」(03~07年連載)の15年後を描くが、今作は現代の日曜劇場にふさわしいエッセンスを盛り込んだドラマオリジナルの物語が展開される。

 阿部が伝説の弁護士・桜木役に再び挑戦。女優の長澤まさみ(33)が桜木の教え子・水野直美役を続投。水野は一浪して東大に合格し、弁護士資格を取得。続編はドラマオリジナルの舞台・龍海学園の教頭・高原浩之(及川光博)が学園再建のため、桜木と水野を招き、幕を開けた。

 今回、金ちゃんが演じるのは東大専科の門を叩いた瀬戸(髙橋海人)と姉・玲(大幡しえり)が営む「ラーメン瀬戸屋」を訪れるチンピラ。姉弟の亡き両親が遺した店だが、闇金に借金。返済が滞り、嫌がらせを受けていた。金ちゃんは、まさに強面のビジュアルにピッタリの役を演じる。

 「鬼越トマホーク」は、ともに強面、いかつい風貌のツッコミ担当・金ちゃんとボケ担当・坂井良多(35)が10年5月に結成。NSC(吉本総合芸能学院)東京校15期生首席で、同期には「おかずクラブ」「ニューヨーク」、横澤夏子(30)らがいる。

 些細なことから2人がケンカを始め、止めに入った先輩らに、坂井が「うるせえな~。○○してろ!」と“的を射た”毒舌を浴びせると、金ちゃんが「ホントは思ってないと思うんですけど…」とフォローを入れるかと思いきや追い打ちをかけるネタが人気。14年にテレビ東京「ざっくりハイタッチ」で「鬼越トマホークの喧嘩を止めよう」として初めて取り上げられ、フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」や日本テレビ「スッキリ」などでも披露。2人の舌鋒は鋭く、昨年5月、7月、今年1月にはニッポン放送「鬼越トマホークのオールナイトニッポン0」も評判を呼んだ。

 父が40年間売れない演歌歌手という金ちゃんだが、実は自身も子役として活動。1997年10月期の日本テレビ「ぼくらの勇気 未満都市」に出演したこともある。芸人デビュー後のテレビドラマ出演は昨年11月の「監察医 朝顔」が初だった。

 月9初出演は、物語のカギを握る少年野球チームの監督役。「思い返せば、チビノリダー(『とんねるずのみなさんのおかげです』の『仮面ノリダー』)のオーディションに行って『太っているからチビとデブ、2つ乗っかっちゃうからダメ』とか『太っている子役は内山信二君だけで十分』とか少年の頃の挫折が自分の血となり、肉となりました」と毒舌を交えて子役の過去を告白。今回は“月9”超えの芝居となるか。子役時代に培った演技力が注目される。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月16日のニュース