舛添要一氏 ワクチン優先接種問われ自虐「今、下級国民ですから」散歩中聞いた街の声もワクチンばかり

[ 2021年5月16日 16:36 ]

舛添要一氏

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が16日、ABMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、新型コロナウイルスのワクチン接種についてコメントした。

 舛添氏は、ワクチン接種の問題点について、「供給量が足りないのと打ち手がいないっていう。要するに大きな会場で一斉にやらないと無理です」と指摘した。自身も接種予約を試みたといい、「やってみれば分かるけど、まず電話はつながりません。ネットもつながりません。(自分は)空いた時間にやって、たまたまつながってやったら一番早くて8月21日」と明かした。

 番組MC・千原ジュニア(47)からワクチン接種に関して「コネないんですか?」と質問されると、「そんなもの使わないし私、今、下級国民ですから」とジョークを交えた自虐で返し、笑いを誘った。周囲に「舛添さん厚生労働大臣だったでしょ、しかも都知事だった。アンタ特別枠があるはずでしょ?」と言われることがあったとし、「冗談じゃない、なにもないよ!って言って」と振り返った。

 予約方法については「町内とかで聞くと一番いいのはFAXなんだって」とも語った。理由については「今、FAX持っている人が少ない」などと説明し、「それ(申込用紙)に書いて出すと2日後に区役所から電話がかかってきて、それが一番早いとか言って」。

 舛添氏は「みんなもうね、その(ワクチンの)話題ばっかりよ、散歩でじいちゃん、ばあちゃんに会うと『こんな苦労なんで』『なんだこの国は』っていう」と街の声も伝え、「完全に危機管理ができていない、最初からシステムの構築が間違っていたね」と斬り捨てた。

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2021年5月16日のニュース