藤井2冠が選ぶチームメンバーは誰?! 第4回ABEMAトーナメント開催決定 ドラフト会議27日配信

[ 2021年3月4日 13:15 ]

「第4回ABEMAトーナメント」のメインビジュアル
Photo By 提供写真

 インターネットテレビ局「ABEMA」は4日、将棋のオリジナル大人気コンテンツ「第4回ABEMAトーナメント」の開催決定を発表した。前回同様の団体戦方式で争われ、渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=、過去3回すべてで優勝を経験している藤井聡太2冠(18)、豊島将之竜王(30)=叡王との2冠=らトップ棋士14人が主将となり、自らのチームメンバーを「ドラフト会議」で指名する。注目のドラフト会議の模様は、27日午後7時からABEMA将棋チャンネルで配信される。

 チームリーダーを務めるのは、前年に引き続き渡辺王将、豊島竜王、永瀬拓矢王座、佐藤康光九段、三浦弘行九段、木村一基九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段。さらに藤井2冠、羽生善治九段、菅井竜也八段、斎藤慎太郎八段がリーダーとして初参戦する。最注目は、前回大会では永瀬チームのメンバーとして団体戦優勝に貢献し、自身3連覇を達成した藤井2冠。今回は“選ぶ側”に立ち采配をふるう。指名内容で普段の交流関係や戦術構想の一片が明かになるだけに、ファンはもちろん、棋士たちにとっても大きな見どころのひとつとなる。

 さらに、今回からは大会出場権をかけたエントリートーナメントを実施。勝ち上がった3人の棋士で編成された特別チームの参戦も発表された。ドラフト選出外となったものの、実力で出場権を獲得した猛者たちの活躍にも期待が高まる。

 対局のルールは今回も、羽生九段の着想から作られた「AbemaTVルール」が採用される。持ち時間5分で開始し、1手指すごとに5秒が加算され、持ち時間が切れると負けとなるフィッシャールールとなっており、将棋初心者でも楽しみやすいスピーディーでスリリングな展開が見どころとなっている。団体戦は3人1組とし、全15チームを5グループに分け、グループ上位2チームが本戦トーナメントに駒を進める。優勝賞金は1000万円。

 日本将棋連盟の佐藤康光会長は、「前回、初のドラフト、団体戦ということで大きな反響がありましたが、今回さらにグレードアップしての開催となります。超早指しによる棋士の熱い戦いにご期待ください」とコメントを寄せた。

続きを表示

2021年3月4日のニュース