NHK　大阪へ異動の武田真一アナに期待　“忖度”での異動を否定

　NHK大阪拠点放送局の角英夫局長は4日、定例の局長会見に臨み、今春、大阪局へ異動となった武田真一アナウンサー（53）について「災害報道の第一人者。緊急な番組も安心して任せられる」と、首都圏での大規模災害時のバックアップを見据えた大阪局の機能強化の一つと期待を寄せた。

　武田アナは「ニュース7」「クローズアップ現代＋」でMCを務めるなどNHKの顔として活躍。好感度も高い。一部週刊誌で、武田アナが自民党・二階敏博幹事長（82）へのインタビューの際、不快な思いをさせたとして、NHK幹部が二階氏に忖度して、武田アナが左遷されたと報道された。角局長は「ご指摘のような事実は全くございません」と完全否定した。

　武田アナは4月2日から大阪から全国へ発信する「ニュースきん5時」（金曜後4・50）やお昼の「列島ニュース」（月～金曜後1・05）などを担当。「きん5時」放送開始に先立って、3月5日に同番組の特番（後4・50～）を放送する。