文化放送 プロ野球開幕に意気込み 無観客試合でも「さまざまなスタジアムの音を楽しんでもらいたい」

[ 2020年6月16日 12:44 ]

東京・浜松町の文化放送の外観
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 文化放送は16日、東京・浜松町の同局で6月定例社長会見を行い、19日から開幕するプロ野球の中継について意気込んだ。

 「文化放送ライオンズナイター」として毎年試合中継を行っている同局。今季も3月31日から放送を開始する予定だったが、プロ野球の開幕が3カ月延期され、同局も放送を延期していた。

 いよいよ今月19日に開幕、西武は日本ハムとメットライフドームで開幕戦を行うことを受け、同局も「吼えろ!ライオンズ 叫べ!文化放送ライオンズナイター」をテーマに今年もライオンズ戦を中心に放送をスタートする。

 また公式戦が11月上旬までの開催が発表されていることもあり、放送期間を1カ月延長し、シーズン終盤の10月末まで放送することも決まった。

 衣笠聖也編成部長は「長いこと開幕を待っておりましたが、やっと放送開始することになりました」と安ど。「当初は無観客試合となっておりますので、弊社の技術スタッフがさまざまな技術を駆使して、さまざまなスタジアムの音を届けられるようにする。無観客試合は残念ではありますが、ラジオリスナーに対してさまざまな野球の音を楽しんでもらいたい。より臨場感を味わっていただきたい」と意気込んだ。

 中継スタッフの感染症対策については「対応は球団によって違う。主催球団の対応に従っていく」と説明した。

 上口宏社長は「スポーツのその場にいてスカッとしたいという場がない。プロ野球の実況中継を通じてリスナーに気持ちを新たに、スカッとしてほしい。野球以外に駅伝など、今後起きるであろうことについてどういうふうに対応していったらいいか、スポーツの良さを伝えていきたい。(開幕に合わせて)私もあいさつを控え、少人数の実況に注力すると聴いております」とした。

 放送延期の期間には、代替番組として日替わりでさまざまなアーティストがパーソナリティーを務める「文化放送ライオンズナイタースペシャル 音楽で日本をアゲる!」などの特番を放送。中でも4月21、22日には「ライオンズ70周年!松坂大輔、ライオンズ復活記念!!『ライオンズナイター』の実況で松坂の伝説のピッチングを振り返る!!」が大きな反響を呼んだ。また、eスポナイターの放送なども行った。 

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