吉村府知事 田崎史郎氏の“大阪モデル”発言に反論「医療崩壊を防ぐために必要な基準、それを見える化」

[ 2020年5月7日 16:56 ]

吉村洋文大阪府知事
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 吉村洋文大阪府知事(44)が7日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演。政治ジャーナリストの田崎史郎氏が6日にTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演し、大阪府が5日に新型コロナウイルス対策本部会議で、特措法に基づく府民への外出自粛要請や休業要請を段階的に解除するための独自基準“大阪モデル”を決めたことに「達成していることを目標として掲げている」とコメントしたことに“反論”した。

 大阪府は外出自粛要請や休業要請を段階的に解除するための独自基準として「新規の感染経路不明者数=10人未満」「PCR検査陽性率=7%未満」「重症者向け病床使用率=60%未満」の3項目を設定。3つの基準を7日間連続で下回れば、段階的に自粛要請が解除される。田崎氏は大阪府が示した基準について「分かりやすいことはその通りですけど、すでに達成していることを目標として掲げている。目標というのは、達成できていないことを掲げるのが目標じゃないかと思う」と指摘した。

 これに吉村知事は「別の番組で田崎さんが“これ目標達成してる”みたいなこと言うんですけど、違うんです」と反論し、「要は何のためにつくっているかというと、医療崩壊を防ぐっていうことを目的にして、その範囲をみんなでキープし続けましょうと。キープし続けている間に社会生活を徐々に戻して時間を稼いで、より医療態勢とかを強化していきましょうってこと」と説明。そして「これが達成できたらより厳しくするとかそういうもんじゃない。例えばテストで70点とった子どもが次は80点目指しなさいよと。80点とったら100点目指しなさいと、そういう目標数値じゃなくて、医療崩壊を防ぐために必要な基準、それを見える化していこうっていうことなんです。その見える化を府民皆さんで共有できるようにしよう。そういう考えです」と話した。

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2020年5月7日のニュース