ディル・アン・グレイ 配信のみで新曲発表、注目集まる今後のリリース方法

[ 2020年5月7日 22:59 ]

3月に世界配信の無観客ライブを行い大成功を収めたディル・アン・グレイ
Photo By 提供写真

 ビジュアル系ロックバンドDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)の新曲「落ちた事のある空」(発売日未定)の発表が7日、配信のみで行われることが決定した。この日、オフィシャルサイトで発表された。

 新型コロナウイルスの感染拡大でライブ中止が相次ぎ、倒産続出の危機がささやかれる音楽業界だが今、「存在すら消えるのではないか」と言われているのがCD店だ。

 20年前のCDの売上は6000億円を超え、映像を含めると1兆円という規模を誇っていたがその後、インターネットの台頭により、ダウンロード販売やサブスク配信という形態が生み出され、現在では全盛期の3分の1程度の売り上げにまで減っている。

 そこへ今回のコロナ禍。現在、営業しているCDショップが少ない状況もあり、アーティストたちもCDのリリースを取りやめ配信のみの発売へとカジを切りだしたようだ。

 3月28日に世界配信の無観客ライブを行い、世界中でSNSのトレンド入りを果たしたディル・アン・グレイ。「配信は今回だけの措置」と「配信にシフトするキッカケになるかも」と意見は二分しており、今後に注目が集まる。

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2020年5月7日のニュース