マー君先輩が映画で野球選手役!劇団EXILE・八木将康、甲子園出場経験を「やっと生かせる」

[ 2020年4月29日 05:30 ]

映画「癒しのこころみ」で元千葉ロッテの主力打者を演じた劇団EXILE・八木将康
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 劇団EXILEの八木将康(32)が、映画「癒しのこころみ 自分を好きになる方法」(監督篠原哲雄、7月3日公開)で初の野球選手役に挑んだ。

 八木は駒大苫小牧野球部出身で、ヤンキース・田中将大の1学年先輩。3年春のセンバツではベンチ入りして甲子園の土を踏んでおり「野球を生かせる役がやっと来たなと思い、いつも以上に気合が入りました」とうれしそうに語った。

 ドラフト1位でプロ野球ロッテ入りし、クリーンアップを担うまでに成長したスラッガー役。頭部に死球を受けた影響で成績不振に陥り戦力外通告を受けるが、松井愛莉(23)演じる主人公のセラピストとの触れ合いでトラウマを克服し、再びプロを目指す。

 自身も左頬に死球を受けた経験があり「キャッチボールも怖くて全然ダメだった。だから役の気持ちはめちゃくちゃ分かりました」とキャラクターの気持ちと同化。撮影前の3カ月間、毎日の素振りと筋力トレーニングを積み「かなり現役時代に近い感覚になった」と万全の状態で臨んだ。 

 バッティングセンターのシーンでは、本塁打賞のボードに実際に当てるまで150球も打ち込むほどのこだわりよう。久しぶりの球場での打撃も「懐かしさとありがたさを感じました。芯に当たった時の感触が気持ち良くて、楽しくやれました。プロのユニホームはやっぱり格好いい」と満足げに振り返った。

 連覇を果たした3年夏は三塁手のレギュラー争いに敗れメンバー入りを逃し「今でもその悔しさがある」と苦笑いの八木。それが俳優としての糧になっている部分もあり「監督の要求に完璧に応えるための準備の大切さを改めて学びました」とステップアップを強調した。

 《マー君にエール「もっとできる」》八木は、田中について「入ってきた時から怪物でしたね。負けん気が強くて、紅白戦で先輩から三振を取るたびに雄叫びを上げていた。さらに上(プロ)に行くだろうなと思っていました」という。その後輩はヤンキースでも6年連続2桁勝利など活躍を続けているが「もっともっとできるんじゃないかと思って期待しています」とエールを送った。

 ◆八木 将康(やぎ・まさやす)1987年(昭62)8月28日生まれ、北海道出身の32歳。12年、劇団EXILEに入団し俳優活動を始める。同劇団の舞台を中心に、フジテレビ「GTO」、日本テレビ「ワイルド・ヒーローズ」などのドラマに出演。18年には「CRAZY四角形」名義で歌手デビュー。兄はEXILE SHOKICHI。

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