爆問・太田 新型コロナは“2つの危機感”が対立「恐怖心が統一できない。だから厄介」

[ 2020年4月29日 12:51 ]

お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(54)が28日深夜、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」(深夜1・00)に出演。新型コロナウイルス感染拡大の影響に関して、感染への危機感が強い人と、経済への危機感が強い人が対立していることに言及した。

 新型コロナウイルスの脅威は現在も続く厳しい状況。感染者が増加するだけでなく、飲食店などが営業を自粛することで日本経済へ与えるダメージも大きい。

 そのため、太田は「コロナってさ、人によって本当に、恐怖心が統一できない。だから厄介なんですよ」と指摘。例として、新型コロナウイルスという伝染病への危機感が一番強い人を挙げ「命を守らなきゃいけない、それはもちろんその通り」とした一方で、感染拡大の影響により経済活動が止まることを懸念する人は「経済的危機によっていろんな人が倒産しちゃう。それで、首くくっちゃう人がいっぱい出てくる」と話した。

 これにより、2者が対立して「コロナの伝染に対する危機感が強い人は、経済的危機感が強い人を“コロナに対して楽観的だ”って思っちゃう。逆に、経済的危機感が強い人は、コロナに対する危機感が強い人を“経済に対して楽観的だ”って思っちゃう」と、ともに批判してしまうという。

 しかし「実は、どっちも楽観はしてないんだよ」と言い、「どっちも同じように命を守ろうとしてる。だから、同じ思いなのに、そこが争っちゃうのが、一番もったいない」とコメント。「本当は、そことそこが協力」することが必要だと訴えた。

続きを表示

2020年4月29日のニュース