松浦勝人氏 新型コロナでエンタメ業界に“変革”「確実にゲームチェンジが起こる」

[ 2020年4月29日 11:07 ]

松浦勝人氏
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 エイベックス会長で音楽プロデューサーの松浦勝人氏(55)が29日、自身のインスタグラムを更新。新型コロナウイルス感染拡大が続き、大きな打撃を受けているエンタメ業界を憂い、「世界のエンタメはどうなるのか?」と長文で訴えた。

 松浦氏は「このままの状態が続けば、バタバタとエンタメ業界の上流から下流までの会社が大変なことになっていくだろう。それはもちろんどの業界も苦しいということはわかっているが、自分はこの業界にいるので感じることを書かせてもらう」と書き出した。

 「残念ながらそうならないための方法が今は見つからない。それは今までのエンタメ業界の常識で考えた場合だ」と松浦氏。「アイドルやアーティスト、バンドとの直接の出会いの機会がなくなるかも知れない。握手会にはこれからは昔のようには行きたくならないかもしれない。ライブハウスで三密の中大声でアーティストを応援する気にならないかもしれない。それにはすごく時間がかかるだろう。しかし、それに変わるものが出てくるのがこの世の常だ」とし、「新しいアーティストとの新しい触れ合い、出会い、コミュニケーションの取り方。そんなことが必ず起きる」と続けた。

 「しかし、それが現状の古い体質の芸能音楽業界から起きるとは限らない。むしろ逆だ。今までのやり方に囚われ、新型コロナ収束と共にまた昔のようにファンが戻ってくると考えているのならあなたはこの業界から手を引いた方がいい」と厳しい見解も。「確実にこの芸能界にゲームチェンジが起こる。もうその兆しは見えている。古いやり方に囚われ、本当の世の中の様子が見えてない業界人はもはや手遅れだ。正直早く手を引いた方がいいと言っておく」と訴えた。

 「今までのやり方が既にとっくに通用していなかったことをこの新型コロナという現実で思い知っているだろう」とも。「新しい感覚で始まる、新しいエンターテインメント業界に期待したい。しかしながら僕も古い芸能の人間なので、できるならばそれは若い人に任せ、エンターテインメントを楽しむという本来の普通の人に戻りたいと思う」と締めくくった。

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2020年4月29日のニュース