槙原寛己氏 9月始業案に「選手としての鮮度は落ちちゃう」、初夏の甲子園提案も…

[ 2020年4月29日 15:13 ]

槙原寛己氏
Photo By スポニチ

 元巨人で野球解説者の槙原寛己氏(56)が29日、TBS「ひるおび!」(月~金曜10・25)にゲスト出演。急浮上し、賛否の声が出ている“9月入学・始業”案についてプロ野球の立場から言及した。

 槙原氏は「今、議論すべきいい時期。いろいろとメリット、デメリットをもうちょっと出してもらって考えたい」と指摘。スポーツ界への影響について「プロ野球に入ってくる人たちのことを考えるとものすごくタイムラグがある。選手としての鮮度は落ちちゃうんじゃないかなとも思う」と続けた。

 高校野球とプロ野球の視点でも言及。9月始業案で考え、5月の初夏の甲子園と10月の秋の甲子園を提案。これについてのメリットは「ベストシーズンの中で試合ができる、炎天下での連投など問題視されていたことが解決される」としつつも、デメリットは「プロ野球も当然ベストシーズンなので、甲子園が長期間使用できるのか難しいところ。甲子園大会でなくなってしまうかも」と挙げた。

 そのうえで、槙原氏は「(9月始業でも)プロ野球はそのまま。(プロ野球も)一番いいシーズンで、ゴールデンウイークも絡めて家族連れも多い。10月は日本シリーズとかプレーオフもあるからお客さんも入る。ですから、(プロ側は)そこまで譲れるかというと、(甲子園が本拠地の)阪神も優勝争いをするチームですから、そういうのもしっかりと協議していかないといけない」と問題の難しさを指摘した。

 番組MCでタレントの恵俊彰(55)から「プロ野球の開幕を前倒しはできないの?」と問われるも、槙原氏は「まだ寒いですから、難しいですよね」と苦笑した。

続きを表示

2020年4月29日のニュース