「エール」福島名物・薄皮饅頭がネット話題 柏屋も驚き!豊橋・ヤマサちくわ、二階堂ふみの食べっぷり絶賛

[ 2020年4月29日 15:00 ]

連続テレビ小説「エール」第23話のほぼ15分、4人芝居を展開した(左から)窪田正孝、唐沢寿明、薬師丸ひろ子、二階堂ふみ(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の第23話が29日に放送され、ドラマの舞台・福島の名物「薄皮饅頭」が登場。ツイッターのトレンドに入るなど、インターネット上で反響を呼んだ。福島県郡山市の和菓子メーカー「柏屋」も公式ツイッターで「本日の朝ドラ『エール』に薄皮饅頭が登場しました!弊社側も事前に何も知らされていなかったため、突然の登場に大変驚いています!皆さんから多くのコメントを頂いております。この場をお借りして、お礼申し上げます」と反応した。

 俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。

 第23話は、裕一(窪田)が音(二階堂)に会うために豊橋を訪れているとあたりをつけた父・三郎(唐沢寿明)が、豊橋の関内家へ。裕一を福島に連れ帰ってイギリスへの留学に送り出したい三郎と、裕一の将来を思って娘とは別れさせたい音の母・光子(薬師丸ひろ子)の思惑は一致。裕一&音を交えた話し合いが穏やかに始まる…という展開。

 薄皮饅頭は、三郎が持ってきた土産として登場。裕一が「お嫁に下さい。どうか、お願いします」と突然、音にプロポーズしたことから、三郎と光子が言い合いに。光子が薄皮饅頭で三郎の口をふさぐシーンもあった。

 薄皮饅頭は、嘉永5年(1852年)、柏屋の初代本名善兵衛が「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」という思いから、奥州街道郡山宿の薄皮茶屋で「餡がたっぷり、皮の薄い饅頭」を考案したのが始まり。

 もう1つのドラマの舞台、愛知・豊橋の名物「ちくわ」も、音が食べるなど既に劇中に登場。同市の練り物メーカー「ヤマサちくわ」も今月23日、公式ツイッターで「(二階堂の)ちくわの食べっぷりがとても良いです。出てきたちくわ、実はヤマサちくわでございます」と二階堂を絶賛した。

 ヤマサちくわは文政10年(1827年)創業。吉田宿(豊橋)で魚問屋を営んでいたヤマサちくわの祖先・佐藤善作が、四国の金比羅様に代参した時、ちくわに出会い、国に戻ると早速、製造を始めた。

 朝ドラはご当地グルメが度々話題に。岐阜が舞台の「半分、青い。」(2018年前期)は五平餅。物語のカギも握る重要アイテムだった。

続きを表示

2020年4月29日のニュース