豊島2冠 久保九段を開幕撃破! 王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2019年9月19日 05:30 ]

第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ開幕戦で前王将の久保利明九段(左)を破った豊島2冠
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 将棋の第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグが18日、大阪市の関西将棋会館で指され久保利明九段(44)―豊島将之名人・王位(29)の対局で開幕した。後手の豊島が108手で勝ち、3度目の挑戦権獲得へ幸先いいスタートを切った。

 タイトル保持者への仲間入りがまだ悲願だったころ、豊島は2度(第60、67期)にわたり王将戦7番勝負に挑んだが、ともに久保にはね返された。その因縁の相手に、昨年一気に花開いた才能の片りんを証明してみせた。

 序盤から王の守りを固めず積極的に攻め込む相手に、瞬時の判断で「穴熊に囲うのは危険」と作戦を変更。これが奏功して徐々に追い詰め、最後は寄せ切った。終局後には久保も「うまくいったと思っていた局面が、実際はそうではなかった」と首をひねった。

 渡辺明王将(35、棋王・棋聖)への挑戦者の座を狙う7人によるリーグ戦は、前人未到の通算獲得タイトル100期を目指す羽生善治九段(48)をはじめ順位戦A級所属のスター棋士が顔をそろえ、目の離せないカードがめじろ押し。中でも注目株、初のタイトル挑戦を虎視眈々(たんたん)とうかがう藤井聡太七段(17)と豊島の対戦が、10月の次戦(対局日未定)で実現する。

 過去の公式戦では豊島の3戦3勝。それでも「どの勝負も僅差ですし、非公式戦(18年12月の新人王戦特別対局)では負けている。気を引き締めて精いっぱいやりたい」

 名人の威厳か、それとも天才棋士の野望か。どちらが上回るか注目だ。

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