NHK放送総局長 「いだてん」視聴率低迷も「視聴率がすべてではない」第2部へ向け「策は練っていく」

[ 2019年6月19日 16:47 ]

東京・渋谷区のNHK
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 NHKの木田幸紀放送総局長が19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の低視聴率について言及した。

  同作は9日放送の第22話で大河ドラマ歴代ワーストの平均視聴率6・7%、翌週の第23話でも平均視聴率6・9%と2週連続で6%台を記録するなど低迷が続いている。

 この現状について、木田放送総局長は「15%が6・7%になったわけではないので、残念なことではあるけれども、この『いだてん』というドラマの作り方では大きな何か要因が発生してこうなったとは思っていません」と受け止めは冷静。「僕は『いだてん』というドラマの、今までにもない、これからあるかどうかもわからない、見たことがない大河ドラマの作りをしているので、その作り方にたくさんの人がついていただければありがたいですが、視聴率がすべてということではないので、やはりレベルの高い大河ドラマのつくり方を貫いてほしい」と制作側にエールを送った。

 第25話から第2部がスタートする。「第2部については、新たな登場人物、ストーリーラインのプロモーション、ミニ番組での紹介など、少しでも知っていただく策はいろいろと練っていこうとは思っています」としたうえで、「それは知られていない人物だったり、近代から現代に近いところであったり、多彩な人物が出てくるとか、とっつきにくい要素はいろいろあるとは思うが、それを含めて『いだてん』という大河ドラマの魅力でもあると思う。そこはしっかりと最初の思いを形にしていくよう、スタッフ、出演者に考えていただきたい」と話した。

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2019年6月19日のニュース