羽生九段 原点からの再出発 扇子に「知足」

[ 2019年6月5日 05:30 ]

羽生九段 史上最多1434勝達成

感想戦を行う羽生九段(撮影・吉田 剛)
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 羽生は昨年12月の失冠から2日後、少年時代に腕を磨いた東京都八王子市の将棋クラブを訪ねていた。「無冠は残念ですが、前を向き、棋士の活動を続けます」。閉所を控えた原点の場所で再出発を誓った。

 肩書は「九段」に決めた。保持している永世称号を名乗るなどの選択肢もあったが、迷いはなかった。九段の扇子には「知足」と揮毫(きごう)。中国の哲学者、老子の教えで「身の程をわきまえ、むやみに不満を持たないこと」の意味。素直に心境をしたためていた。

 ≪タイトル100期へ6日王位挑戦者決定戦≫王位リーグ白組の勝者となった羽生は6日の挑戦者決定戦に進出。この日紅組勝者となった木村一基九段(45)と対戦し、勝てば豊島将之王位(29)への挑戦権を獲得する。昨年12月の竜王防衛失敗で27年ぶりに無冠となったが、わずか半年で再び前人未到のタイトル100期挑戦を目前にした羽生は「2日後ですが、気力を充実させて臨みたい」と意気込んだ。

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