35歳622勝 渡辺王将「想像もつかない数字」

[ 2019年6月5日 05:30 ]

羽生九段 史上最多1434勝達成

渡辺明王将
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 羽生の次に中学生でプロ入りを決めた渡辺明王将(35=棋王と2冠)はスポニチの取材に対し、羽生の新記録1434勝に「どういう数字か想像もつかない。自分は1000勝が見えるかどうか」と実感を口にした。

 渡辺は15歳でプロ入り後、約19年で通算622勝。これも驚異的な数字だが、羽生は35歳で900勝を超えていた。羽生の年平均43勝というペースに「若手のうちはともかく、クラスが上がりきってしまうと年にそれだけ勝つのは難しい」。積み上げられた勝利数の重みを誰よりも感じている。

 2人は08年の初代永世竜王の座をかけた7番勝負など、9度のタイトル戦を含め数々の名勝負を繰り広げてきた。成績は羽生の40勝36敗とほぼ互角。「将棋界で評価される“100番指し”は達成したい」と、さらなる再戦を熱望していた。

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2019年6月5日のニュース