本木雅弘 22年ぶり大河撮影 急階段セットを心配「いつか蒲田行進曲みたいに」

[ 2019年6月4日 15:42 ]

NHK大河「麒麟がくる」の衣装を披露した長谷川博己(左)、本木雅弘
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 来年1月放送開始のNHK「麒麟がくる」がクランクインし、大河ドラマは22年ぶりの出演となる本木雅弘(53)が4日の取材会で「おどおどしながら初日を乗り切りました」と心境を明かした。美濃の守護代で明智光秀の主君、斎藤道三を演じる。

 NHK大河は1998年の「徳川慶喜」で主演して以来。3日にクランクインしており、光秀を主演する長谷川博己(42)らと演技を合わせた。「長谷川さんの芝居は新鮮で、お互いを探り合いながら、詰めていく感じで」と撮影初日の様子を伝えた。

 千種忠顕を演じた1991年の「太平記」など通算3作目の大河出演にも、やりにくい点があるという。「あぐらがきつい、ひけがかゆい、現場は”熱帯雨林”と三重苦」と苦笑い。

 この日は長谷川、光秀が京で出会う娘・駒役の門脇麦(26)、光秀の叔父・光安役の西村まさ彦(58)、道三の娘・帰蝶(濃姫)役の沢尻エリカ(33)、医師・望月東庵役の堺正章(72)と役衣装姿を初披露。道三の居城、稲葉山城の二階建てセットの一部も取材陣に公開した。

 セットは一階が武器庫で、二階が居室。本木は「みなさん、見ていただいたとおり、二階に上がる階段がすごく急」と”四重苦”も報告。階段の急傾斜には、撮影中に「いつかスタッフを含めて『蒲田行進曲』になるんじゃないかと心配です」と、急階段から転げ落ちるシーンが印象的な名作映画のタイトルを引用して警告した。

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2019年6月4日のニュース