運営会社が自己破産申請へ キャラメルボックス代表・成井豊氏 解散否定「再開の日を目指して」

[ 2019年6月4日 23:10 ]

 5月31日に活動休止を発表した人気劇団「演劇集団キャラメルボックス」を運営する「株式会社ネビュラプロジェクト」が自己破産申請の準備に入ったことが帝国データバンクの調べで分かった4日夜、同劇団の代表で脚本家・演出家の成井豊氏(57)が自身のブログを更新した。

 成井氏は「本日、キャラメルボックスを運営する会社、ネビュラプロジェクトが破産申請をした、というニュースが流れました。が、キャラメルボックスについては、5月31日午後9時に発表した内容から、何の変化もありません。解散せず、休止します」と改めて解散を否定。「再開の日を目指して、一人一人が精進してまいります」と誓った。

 1985年、成井氏らが旗揚げ。95年、俳優の上川隆也(54)(2009年退団)がNHKドラマ「大地の子」に主演して注目を集め、観客動員数を増やした。15年には30周年を迎えた。

 「サンタクロースが歌ってくれた」「また逢おうと竜馬は言った」などの代表作で知られ、心温まる作風“エンターテインメント・ファンタジー”でファンを魅了。近年は「容疑者Xの献身」「飛ぶ教室」「流星ワゴン」「アルジャーノンに花束を」「ゴールデンスランバー」など小説を原作にした作品も多い。5月18~26日に東京・俳優座劇場で初期の代表作「ナツヤスミ語辞典」を8年ぶりに上演したばかりだった。

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2019年6月4日のニュース