池田エライザ 風疹完治で復帰 中田監督からのサプライズレターに感激「親子げんかが終わったよう」

[ 2019年6月4日 21:33 ]

映画「貞子」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した池田エライザ
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 女優の池田エライザ(23)が4日、都内で公開中の映画「貞子」(監督中田秀夫)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。あでやかな浴衣姿で登場し、風疹が完治したことを報告した。

 池田は「初日の舞台あいさつでは風疹にかかってしまい、ご心配とご迷惑をおかけしてすみませんでした。無事こうして復帰して、皆様にお会いできる機会をあらためていただけてとっても幸せです」と微笑んだ。

 休養中の「7日か8日は一歩も玄関を出なかった」という池田は5月25日に行われた初日の舞台あいさつの欠席について「悔しかった~」と力を込めた。当日は「(清水)尋也さんや佐藤仁美さんがイジってくださって…。尋也さんは私のパネルを担いでくださったのかな。本当にありがたいなと思いました」と話した。

 監督には初日に直接会って、お礼を言いたかったがそれがかなわず、手紙を書いて伝えたという。出演者の間では「容赦なかった」と言われる監督の演出について、池田は「すごくエモーショナルな方。体の中にマグマを飼っているんですよね。ぐわーって湧き出るものがいっぱいあって。もっと、もっとって。監督より下のお芝居をやっちゃいけないと思うので、それはちょっと難しかったのかな」と振り返った。ただ、いま監督には「本番の直前あんまりしゃべんないで」と言いたいと話し、会場を沸かせた。

 そんな中田監督からサプライズで手紙が届き、MCが代読した。

――無事に回復され、本日「貞子」の舞台挨拶に立たれるとのことで、私としても安心し、とても嬉しく思っています。エラちゃんとは、撮影中、まるで親子のように「タメ口」で親しく接していただき、新鮮で楽しく過ごせました。ありがとう!そんな一見、フランクでマイペースに見えるエラちゃんですが、実はとても繊細で感受性豊かな人だということは、私たちだけではなく、今日「貞子」をご覧いただいた観客の皆さんも感じていらっしゃるのではないでしょうか?クライマックスの、弟役の清水君とのお芝居、またラストシーンの病室でのお芝居に、全身全霊で「本当のエラちゃんらしさ」をぶつけていただきましたね。
 また、撮影現場だけではなく、「貞子」のプロモーションでも、主演女優=「座長」として私も含め皆を引っ張っていってくれました。重ねて深く感謝します。
おかげさまで、「貞子」は大勢の皆さんにご覧いただいています。
 これからますます女優業に、そして新しく挑戦される「監督」のお仕事頑張ってください。そして、また近い将来、ご一緒できることを願っています。――

 池田は「台本に書いてなかったよ。うれしい」とし、「ありがとう。やっと親子げんかが終わったときのような。すごく照れますね。嬉しいというかこういうとき、言葉出なくなりますね」と本音を吐露。「作品を作るとかものを作るとか、淡々ともできるかもしれないけれど、私とか監督はそれがあんまりできない、こなせないタイプ」とし、「私はこうやりたい。俺はこうやりたい」という親子げんかのようなことが撮影中、何度もあったと明かした。だが「それが楽しくて。なかなか楽しいお芝居やれている。いま女優業がんばれている瞬間」を感じさせてくれたと振り返った。このメッセージを「何かで見ていたら、監督ぜひ、またよろしくお願いします」と締めくくった。

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2019年6月4日のニュース