テレ東社長　全仏オープン中継に自信「例年通り、高い視聴率をいただいている」

テレビ東京本社の受付前に置かれた同局のキャラクター「ナナナ」
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　テレビ東京の小孫茂社長（67）が30日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、熱戦が続く全仏オープンテニスについてコメントした。

　4大大会3連覇を目指す第1シードの大坂なおみ（21＝日清食品）は初戦を大逆転で突破。第7シードの錦織圭（29＝日清食品）は5年連続で3回戦進出を決めた。

　小孫社長は「またハラハラドキドキになるかわかりませんが」と笑いつつ「編成陣もハラハラドキドキでありますが、お楽しみにしていただければ」とPR。これまでのところ、お2人の頑張りもあり、例年通り、高い視聴率をいただいております」と報告。「皆さんのご期待も大きいことだと思いますので、可能な限り、努力して皆さんにお届けしたい」と話した。

　会場が屋根がないということもあり、雨での中断なども考えられるため、生中継にはリスクが伴う。小孫社長は「どういうことがあってもパリからの映像を可能な限り、送り続けられるような態勢を、いくつかの前提条件を変えて、柔軟に対応できるようにと指示している」としたうえで「そんなことがないように祈るばかりですけど、テレビ東京はいろんな工夫するんだなと、シミュレーションを作ったうえで中継に臨んでいると、その辺も見ていただきたい」と力を込めた。

　大坂の初戦は崖っぷちまで追い込まれ、大逆転で勝利している。その状況について「大坂さんには0－6で最初のセットを取られたときはやったなと思った。大阪さんらしいなと。見ていて、普段の大坂さんらしくないというか、相手は大坂さんのミス待ちの状態だった。ある意味、大坂さんらしい部分が出たと思った」と感想。ただ、第2セットが「タイブレークまで行った」のは意外だったようだが、「私の大阪さんの印象は以前からああいうところから立ち直ってくるのが魅力の1つ。（試合結果は）結果オーライになったなと。あれが大坂さんの魅力なんではないか。今日も勝つと思う」ともらした。