劇団四季・飯田達郎 思い入れ深い「ノートルダムの鐘」カジモド役熱演

[ 2019年3月29日 19:29 ]

主演作「ノートルダムの鐘」のためなら「立てなくなって役者人生終わってもいい」と話す劇団四季・飯田達郎
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 劇団四季の飯田達郎が29日、大阪市内で主演ミュージカル「ノートルダムの鐘」(京都劇場、7月28日からロングラン)の取材会を行った。

 16年初演の同作で初めて主演を獲得した飯田は「小学生の時、初めて買ってもらったビデオが(ディズニー版の)この作品だった」と言うほど思い入れは深く、約200回演じてきて「役と自分との間にあった曇りガラスが取れてピタッとくっつく瞬間があった」と胸を張った。

 醜い容姿を持ちノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモドが、美しいエスメラルダに恋をする姿を通し人間の邪悪さや正義を描くミュージカル。飯田は「ずっと腰をかがめて、体ごと役を作らなきゃいけないので、腰痛はこの役を降りるまで続くんだろうな、と思うけれど立てなくなって役者人生終わってもいい」ときっぱり。

 先輩から「おまえはカジモドをやるために劇団四季に入ったんだよ」と送られた言葉が今も忘れられない。「最初のころは、カジモドを演じて“命削られてるなあ”って思いながらやっていたけれど、今はいいイミでぶれることなく演じてます。とりあえずは1000回目標にのめり込みたい」と熱く語った。

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2019年3月29日のニュース