萩原健一さん 大河「いだてん」に高橋是清役で出演へ NHK「既に収録済み」

[ 2019年3月29日 10:56 ]

萩原健一さん=2016年7月撮影
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 消化管間質腫瘍のため26日に死去した俳優の萩原健一(はぎわら・けんいち、本名敬三=けいぞう)さんについて、NHKは29日、同局大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)に政治家・高橋是清役で出演することを発表した。

 同作は第24回(6月23日予定)で歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)演じるマラソン選手・金栗四三が主人公の前半パートが終了。第25回(6月末~7月上旬)から俳優の阿部サダヲ(48)演じる政治記者・田畑政治(まさじ)が主人公となる後半がスタートする。同局によると萩原さんは第25回から田畑が取材する大蔵大臣・高橋是清役で登場し「既に主な出演シーンは収録を終えております」としている。

 高橋是清は明治、大正、昭和時代初期の官僚、政治家。日本銀行総裁を経て政界に身を投じ、首相、大蔵大臣を歴任した。1936年(昭和11)の「2・26事件」で陸軍青年将校の凶弾に倒れ、生涯を閉じた。

 ドラマ「太陽にほえろ!」「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」など数々の作品で知られる萩原さん。所属事務所によると、2011年から闘病していたが、本人の強い希望で病名の公表を控えていた。容体が急変し、モデルのリカ(本名・理加)夫人に看取られて息を引き取った。故人の遺志により、葬儀は家族のみで営まれ、27日に都内の斎場でだびに付された。

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2019年3月29日のニュース