満開の桜とともに華やかに!宝塚花組東京公演「CASANOVA」開幕

[ 2019年3月29日 18:45 ]

カサノヴァを演じる明日海りお(中央)
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 満開の桜とともに、宝塚歌劇花組公演「祝祭喜歌劇 CASANOVA」(作・演出/生田大和、作曲/ドーヴ・アチア)が29日、東京宝塚劇場で幕を開けた。

 舞台はイタリア。「1000人の女を抱いた」という希代のプレーボーイ、カサノヴァが修道院から出てきたばかりのヴェネツィア総督の姪、ベアトリーチェと出会うことで新たな恋の冒険が始まる。

 カナノヴァを演じるトップスターの明日海(あすみ)りおは、多くの娘役に囲まれ“両手に花束”のモテ男を好演している。
 また、主人公と偶然出会い恋に落ちるベアトリーチェ役のトップ娘役、仙名彩世(せんな・あやせ)は、本作が退団公演となる。

 「最後の共同作業。1日1日を大切にして、より良くするために一緒に突き詰めていきたい」という明日海の言葉を受けて、仙名も「明日海さんにしっかり付いて行って良い舞台にできるように、共同作業を2人で務めたい」と息の合ったところを見せた。
 また、今回フランスの作曲家、ドーヴ・アチア氏が全楽曲を書き下ろした。

 明日海は「ビートに思わず反応してしまう素敵な曲ばかりだが、歌い続けていて次から次へと新たな味を感じる。オーケストラの音や、ちょっとした立ち位置で違って聞こえる音がすごく新鮮で常に楽しませてくれている。それを効果的に歌い、また素敵さを表現できるようにしたい」と東京公演への抱負を述べた。

 仙名も「もっともっと曲を聴いて解読しなければならないと思った。明日海さんは見事に歌いこなしているので、私も頑張りたい。毎日楽しく歌わせていただいている」と語った。
 この公演を最後に月組へ異動する人気スター、鳳月杏(ほうづき・あん)がコンデュルメル夫人を好演、持ち前の歌唱力を披露している。

 公演は4月28日まで。千秋楽公演は全国の映画館でライブ中継される。                                                                                       

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