【今夜3月24日のいだてん】第12話 さあマラソン号砲 序盤順調も四三に異変が…

[ 2019年3月24日 08:30 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第12話の1場面。レース開始直後の四三(中村勘九郎)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は24日、第12話「太陽がいっぱい」が放送される。

 間もなく四三(勘九郎)がマラソンに出場する頃、スヤ(綾瀬はるか)は熊本で金栗家とともに応援の宴を開く。一方、当の四三は大森兵蔵(竹野内豊)を抱えてスタジアムに入り、準備万端とは言えないままマラソンのスタートを切る。序盤は順調に順位を上げるが、記録的な暑さと石畳の道で彼の体に異変が現れ、幼い頃の自分の幻影を見る。そして、森の中へ…。ゴールで待つ治五郎(役所広司)や弥彦(生田斗真)は戻らない四三を必死に探す。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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