獅童が初の倉庫歌舞伎挑戦 360度囲む客席にプロジェクションマッピングも 「話題かっさらいたい」

[ 2019年3月24日 05:30 ]

オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」の制作会見に出席した中村獅童
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 歌舞伎俳優の中村獅童(46)が5月に上演される「女殺油地獄」に主演し、倉庫内での歌舞伎に挑戦する。自ら企画立案に関わった公演で「僕は大名跡を継ぐ予定はないので、こういうもので話題をかっさらいたい」と意気込んでいる。

 倉庫内で歌舞伎公演を行うのは初の試み。舞台を360度取り囲むように客席を配置し、プロジェクションマッピングなど最新技術を取り入れつつ、古典歌舞伎の魅力を融合させる。獅童はこれまで、ニコニコ超歌舞伎でバーチャルアイドルの初音ミクとコラボするなど歌舞伎界に新鮮な風を吹かせてきた。

 「女殺油地獄」は放蕩(ほうとう)息子が金のため女性を殺すという古典演目。獅童は「ダークでアングラな部分を前面に押し出したい。“キケン”な演目をやることに大きな意味を感じている」と話している。

 5月11~17日に東京・天王洲の寺田倉庫で、同22~29日に東京・歌舞伎町の新宿FACEで公演をそれぞれ行う。

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2019年3月24日のニュース