U2 ボノの声出ない…コンサート途中で中止 症状や原因不明

[ 2018年9月3日 05:30 ]

U2のボノ(AP)
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 アイルランド出身の人気ロックグループ「U2」は1日、リードボーカル・ボノ(58)の声が突然出なくなるトラブルに見舞われたとして、ドイツの首都ベルリンで行われていたコンサートを途中で中止した。ドイツメディアが伝えた。

 ボノは開始から間もなくして歌唱中に何度も声が出なくなり、魔法瓶を手に取って喉を潤す姿が見られた。ヒット曲の「ビューティフル・デイ」を歌い終えると「(演出の)煙のせいだと思う」などと語り、ステージから退いた。医師の治療を受けたが声は回復せず、そのままステージには戻らなかった。ファンサイトによると、同曲は4曲目で40分間の休憩の後、中止が発表されたという。

 U2は声明を出し「公演前、体調は万全に見えたし、声も出ていた。でも、完全に声が出なくなってしまった。何が起きたのか分からない。医師からアドバイスを受けている」と状況を説明した。

 ベルリンでの公演は欧州ツアーの一環。4日にはドイツ西部ケルン、その後もフランスのパリやポルトガルのリスボンなどで公演が予定されている。

 症状や原因について詳細は明かされていないため心配されるが、海外メディアによると、ボノは1989年12月にも声のトラブルにより、オランダ・アムステルダムでの公演を途中で取りやめたことがある。

 ボノは国際的な社会活動家としても知られており、ノーベル平和賞の候補者となったこともある。

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2018年9月3日のニュース