岡副麻希アナ、秘めた熱い思い 大阪桐蔭の後輩たちへ「心の底からありがとう」

[ 2018年9月3日 10:00 ]

フリーアナウンサーの岡副麻希
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 メモリアル大会となった第100回全国高校野球選手権。劇的な試合展開やスーパープレーも多く、大いにもり上がって幕を閉じた。その後のU18アジア選手権(3日開幕、宮崎)も注目されている。

 甲子園で史上初となる2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭の卒業生の取材の中で、天然キャラで人気のフリーアナウンサー、岡副麻希(26)の別の顔を見た。

 「母校の応援に甲子園には毎年行っていて、神宮大会にも行っています」。聞けば筋金入りの高校野球ファン。

 今大会は1回戦(対作新学院)と3回戦(対高岡商)を観戦。アルプススタンドで応援する姿がテレビの生中継で映り、話題になっていた。

 そもそも高校野球に興味を持ったのは、大阪桐蔭中1年の時、同高3年だった元巨人の辻内崇伸氏(30)や中日の平田良介(30)の活躍を見たことがきっかけ。そして意外だったのが「母校の野球部を取材したくてアナウンサーを志したんですよ」と将来を決めたのが高校野球だったこと。バラエティー番組で見せるほんわかした雰囲気からは想像できなかった素顔を知った気がした。

 早大卒業後、大阪桐蔭時代に抱いた夢の実現のため、大手芸能事務所「セント・フォース」に入り、情報・報道番組のキャスターを目指した。そしてめぐってきた念願の取材。今大会の3年生の優勝メンバーが1年生だった冬、母校を仕事で訪ねることができた。この時に「個々が強いのに、チームのためにまとまっている選手たち。私はそのころ、壁にぶち当たっていたので、勇気をもらいました」としみじみ話した。

 だからこそ今夏「勝利を見届けたい」という気持ちがあって、仕事の合間を見つけては観戦し、地方大会にも足を運んだという。「大きなプレッシャーがあった中での優勝。本当にうれしい。心の底からありがとうと言いたいです」と言葉を丁寧に選んで語った。秘めた熱い思いがあるからこそ、一つ一つの仕事へ真剣に向き合っている。その場を和ませる独特の魅力は、母校の後輩の姿から得たまっすぐな姿勢が生み出しているに違いない。(鈴木 美香)

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2018年9月3日のニュース