西野カナ、平成生まれ女性ソロ歌手初のドーム公演 衣装でも魅了

[ 2017年8月27日 05:30 ]

蝶をあしらったドレス姿で熱演する西野カナ
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 歌手の西野カナ(28)が26日夜、京セラドーム大阪でコンサートを開いた。平成生まれの女性ソロ歌手によるドーム公演は初めて。3万5000人の大観衆と約2時間半、一人その声で対峙(たいじ)し、名実ともに国民的歌姫に上り詰めた。

 涙があふれた。終盤、2008年のデビューから10年を振り返ると「みんなの言葉と笑顔が何にも変えられないパワーになって、ここまで来ることができました」。未知のステージを踏ませてくれたファンに感謝した。

 覚悟を感じさせる登場シーンだった。会場が暗転して10秒後、スポットライトが当たった先の花道の上に西野がたたずんでいた。この時だけは周りにサポートメンバーも誰もおらず、一人で大観衆と向き合うという強い意志を示した。

 花道からステージへと歩を進め、客席を見渡すと「おー、凄い。広い」と興奮。伸びやかなハイトーンボイスでヒット曲「トリセツ」や「Girls」などを歌い、11月15日にアルバム「LOVE it」を発売することも発表。衣装も過去最多だった12着よりも多く着用し、ビジュアルでも魅了した。

 「大学に通いながら活動していたデビュー当時、こんなステージに立てるなんて夢にも思わなかった。想像もつかなかった。みなさんのおかげです」

 京セラドーム大阪で単独公演を行った女性ソロ歌手は安室奈美恵(39)、浜崎あゆみ(38)、矢井田瞳(39)、MISIA(39)に続き5人目。来月23、24日には東京ドームで公演を行う。同所での女性ソロ歌手の単独公演は10人目。「みんなに恩を返せるように歌っていきたい」と意気込んだ。

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