巨人が90周年イヤーに白星発進! 4年ぶりV奪回へ阿部監督「最高です」伝統の一戦で初陣勝利は史上初

[ 2024年3月29日 21:08 ]

セ・リーグ   巨人4―0阪神 ( 2024年3月29日    東京D )

<巨・神>開幕戦で監督初勝利を挙げた阿部監督(右)は吉川からウイニングボールを受け取る(撮影・大森 寛明)
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 巨人が阪神との開幕戦に4―0で快勝し、4年ぶりV奪回を目指すシーズンで白星発進。球団創設90周年のメモリアルイヤーから指揮を執る阿部慎之助監督(45)は初陣を勝利で飾った。

 巨人の開幕戦勝利は2022年以来2年ぶり。2リーグ制後の巨人で新人監督の開幕戦勝利は1950年松竹戦の水原茂監督、1981年中日戦の藤田元司監督、2016年ヤクルト戦の高橋由伸監督以来8年ぶり4人目で、伝統の一戦では初の快挙となった。

 昨年11月に早くも阿部監督が開幕投手として公表した戸郷が初の大役で6回4安打無失点と好投。ドラフト1位・西舘が1回無安打と好デビューでつなぐと、中川、大勢とつないで逃げ切った。

 阿部監督は初陣初勝利に現役時代の「最高で~す!」から“進化”した「最高ですね」と第一声。さらに「いや、最高ですよ」と続けて大歓声を浴びていた。

 打線は5回に吉川の右翼フェンスを直撃する二塁打からチャンスをつかむと、ドラフト3位の新人・佐々木の遊ゴロで先制。梶谷が1号2ランで続いた。

 守備では0―0で迎えた3回の1死一、二塁で戸郷が森下に右中間へ運ばれた痛烈な飛球を右翼手・梶谷がダイビングキャッチして併殺に打ち取る超ビッグプレー。今季でプロ18年目となった35歳のベテランが攻守で躍動した。

 また、ドラフト3位ルーキーの佐々木は3回の第2打席で相手先発右腕・青柳からプロ初安打となる投前内野安打を放つと、5回の第3打席ではチームの今季初打点となる先制の遊ゴロ。開幕戦のV打点となっている。

 巨人は昨季、阪神に6勝18敗1分けと大きく負け越してセ・リーグVを許す大きな要因となっていたが、まずは開幕戦から反撃となった。

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