新庄ハム　就任3年目にして初の白星発進!伊藤が6回無失点で15年大谷翔平以来9年ぶり開幕投手勝利

パ・リーグ   日本ハム4ー1ロッテ （ 2024年3月29日    ZOZOマリン ）

＜ロ・日＞試合前のセレモニーでファンに手を振る新庄監督（撮影・村上　大輔）
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　日本ハムの新庄剛志監督（52）が就任3年目にして初となる開幕戦白星発進。敵地ZOZOマリンでのロッテ戦を4ー1で制し、球団としては19年以来（○7ー3オリックス）5年ぶりの開幕戦勝利。2年連続最下位からの巻き返しを期待させる“大航海”へと乗り出した。

　プロ4年目で初の開幕投手を任された先発・伊藤は初回、先頭の藤岡にいきなり中前打を浴びるも、危なげない投球で後続を封じ無失点。上々の立ち上がりを見せると、リズムの良いテンポで投げ込みスコアボードにゼロを並べた。

　打線は3回、先頭の水野が中越え三塁打で出塁。続く奈良間が粘って四球を選ぶと、無死一、三塁のチャンスで田宮が中前適時打。さらに無死満塁からスティーブンソンの遊ゴロ併殺打の間に1点を追加し、この回2点を先制。

　5回は1死二塁から松本剛が左中間を破る適時三塁打放ち1点を追加。6回には新外国人のレイエスが左中間スタンドに記念すべき来日1号となるソロを記録。日本ハム新外国人による開幕戦1号は90年ウインタース、92年マーシャル、95年デューシー以来29年ぶり4人目という快挙となった。

　伊藤は5回に2死満塁とピンチを迎えるも、ソトを二ゴロに打ち取り無失点。6回を投げ抜き101球、打者23人に対し4安打9奪三振、与四球1の無失点という快投で勝利投手に。

　開幕投手による白星はチームとして15年の大谷翔平投手（29＝現ドジャース）以来。今季のチームスローガンは「大航海」。その右腕で、力強く船出をけん引した。