大谷翔平の恩師マドン氏が“水原騒動”に初言及「一平がショウとの信頼関係を壊すと思わなかった」

[ 2024年3月29日 10:23 ]

大谷の投球練習を見守る水原氏(右)とマドン氏(右から2人目)
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)の恩師にあたるジョー・マドン氏(70)が28日(日本時間29日)、タンパベイ・タイムス(電子版)の取材に対応。大谷の専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題について初言及した。

 米ペンシルベニア州の自宅で取材に応じたマドン氏は「この一連の出来事には驚かされました。まさか。両者の周囲に一定期間いた人間にとって、こんなことが起こるとは誰も予想できなかったし、両者の言い分を誰も信じなかった。私も含めて、翔平が賭けをするとは思わなかったし、一平がショウとの信頼関係を壊すと思わなかった。毎日一緒にいたし、毎日コミュニケーションを取っていた。そうやって(大谷が)二刀流になるまでになったんだ。私が言いたいのは、彼らとは多くの会話やコミュニケーションをとってきたということだ。みんなが言っていたように、彼らは切っても切れない関係だった。彼らはいつも仲が良さそうだった。彼らの間に口論や意見の相違があったのを見たことがない。みんな同じ価値観を持ちたいと思うし、彼は一平と友達だったから、彼が正しい人を選んだと信頼できる。一平と話すと、ああ、わかる。なぜ二人が仲が良くて、彼が一平を信頼しているのかが分かる。断絶があると考える理由さえなかった」とショックを受けている様子だった。

 マドン氏はまた「ショウは実利主義者であることを示したことはない。彼がどれだけ気前がいいか、慈善的にどうなのかは知らない。しかし、彼がドジャースで何をしたのか、私の説明はこうだ。彼はいつも勝利について話していた」と大谷は常に野球に没頭していたことを明かした。

 大谷は専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題について25日に声明を発表。「結論から言うと、彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていたことになります」と自らの口で語り「僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたり、それをまた頼んだりということはないし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したこともありません」ときっぱり否定していた。

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