中田翔 開幕戦で早くも中日1号!3球団での開幕弾は56年ぶり2人目 竜党も大喝采、立浪監督も笑顔

[ 2024年3月29日 19:38 ]

セ・リーグ   中日―ヤクルト ( 2024年3月29日    神宮 )

<ヤ・中>5回、勝ち越しの1号ソロを放ち、ナインに出迎えられ満面の笑みの中田(撮影・久冨木 修)
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 中日の中田翔内野手(34)が、開幕戦となった29日のヤクルト戦で今季1号を放った。新加入となった中日での船出で最高の結果を出した。

 1-1で迎えた5回だった。ヤクルト先発・サイスニードの変化球を、きれいな放物線で左翼席へ運ぶ値千金の勝ち越しアーチ。竜党で埋まった左翼席も、大盛り上がりとなった。

 三塁ベースを回った際には三塁ベンチに向かって人差し指を立てる“ドヤ顔”。ベンチの立浪監督や和田打撃コーチらも笑顔で出迎えた。「打ったボールはスライダーかな。良いスイングができました。仕留めることができて良かったです」とコメントした。

 コンディション不良のためオープン戦最後の2試合を欠場したが、“ぶっつけ開幕4番”も問題なかった。26日から打撃練習を再開するなど、状態は良化。立浪監督も「一試合でも多く」とチーム浮沈のカギを濁る中田に期待を寄せていた。

 中田の開幕戦本塁打は19年、23年に続き3本目。19年は日本ハム、23年は巨人でマークしており、3球団で開幕戦アーチを放ったことになった。3球団での開幕戦本塁打は珍しく、過去には山内一弘が毎日・大毎(54、63年)、阪神(67年)、広島(68、69年)でマークして以来、56年ぶり2人目の快挙。また、日本ハム時代の19年3月29日オリックス戦で4番出場し、史上3人目の「開幕サヨナラ満塁弾」を記録しており、まさに“開幕男”だ。

 2年連続最下位に沈んだチームの得点力不足解消へ向けて、中田が見事な一発回答を見せた。

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