世界一への試運転 ドミニカのエース、アルカンタラが初登板「11日のベネズエラ戦が待ち遠しい」

[ 2023年3月2日 11:44 ]

ドミニカ代表のエース、サンディ・アルカンタラ
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝候補、ドミニカ代表のエース、サンディ・アルカンタラ(27)が1日(日本時間2日)のメッツ戦に先発、2回26球を投げた。直球の最速は97・5マイル(約156・9キロ)で、フランシスコ・リンドアをチェンジアップで一塁ゴロ、ピート・アロンソは直球で中飛に打ち取っている。初球からストライクも取れており、このオフによく練習したというチェンジアップも有効で空振りも奪っている。

 マーリンズのスキップ・シューメーカー監督は「偉大な選手は最高のシーズンを送っても満足しない。以前チームメートだったアルバート・プホルスやクレイトン・カーショーもそうだった。サンディも22年にサイヤング賞を受賞しながら、もっとやれると考えている」と目を細める。

 アルカンタラが23年の最初の目標に掲げるのが、WBCで世界一になることだ。大会に100%の状態で臨めるよう11月の初めから準備を開始した。「11月1日からルーティーンを始めた。準備はできている。ドミニカ代表のユニフォームを着るのが楽しみ」。アルカンタラは来週6日のレイズ戦に登板し2、3イニングを投げたあと、ジョニー・クエト投手、ジーン・セグラ内野手らと共に、ドミニカ代表に合流する。第1戦、3月11日のベネズエラ戦の先発は決まっている。「11日が待ち遠しい。楽しくなる。国を代表して戦う。ベストを尽くして勝ちたい」と目を輝かせた。

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2023年3月2日のニュース