「夢のよう」ホワイトソックスのモンカダとロベルト キューバ代表合流のため台湾に移動

[ 2023年3月2日 10:42 ]

ホワイトソックスのヨアン・モンカダ(AP)
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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でキューバ代表として戦うホワイトソックスのヨアン・モンカダ内野手(27)とルイス・ロベルト外野手(25)が1日(日本時間2日)のガーディアンズ戦に先発出場。「5番・三塁」のモンカダは中飛、レフトへの二塁打の2打数1安打、「2番・中堅」のロベルトは一邪飛、遊ゴロ、中飛の3打数0安打だった。2人はトータル14時間のフライトで台湾に移動、キューバ代表に合流する。「夢のよう。無理だと思っていた」と大リーグ公式サイトに語っている。

 キューバ生まれの2人は、10代の時に「U-15」、「U-18」などの国際大会出た経験がある。しかし亡命してメジャーリーガーとなったため、2度とキューバのユニフォームを着る機会はないと思っていた。モンカダは「アメリカに来て以降、再びキューバ代表に出られるなんて思ってもみなかった。いろいろ制約があるのは分かっていたから。嬉しいことだし、これが今後もメジャーのキューバの選手が、キューバ代表で出られる第一歩であってほしい」と訴えた。

 メジャーリーガーがWBCのキューバ代表でプレーするのは今回が初めて。許可が下りたのは今年1月。とはいえ2人は母国キューバに戻って代表チームと一緒に練習したりはできなかった。ロベルトは「またキューバのユニフォームを着られて誇りに思うし、チームの一員になれて嬉しい」と言う。ロベルトは子供の頃ナショナルチームのメンバーが搭乗する飛行機を眺めながら、いずれあれに乗りたいと思っていたそうだ。もっとも今回は本体と別に、モンカダと2人で飛行機を乗り継ぎ、アリゾナから台湾まで移動する。

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2023年3月2日のニュース