落合博満氏 ウッズは?ブランコは?助っ人外国人の“お値段”ぶっちゃけ 阪神3億円ジャン実は…

[ 2023年2月15日 17:25 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。外国人選手の年俸や、ドミニカ共和国からの売り込み秘話などを赤裸々に語った。

 2008年までチームを支えた大砲のタイロン・ウッズと、その後の代役助っ人ブランコについて話す中、ブランコはドミニカ共和国に太い人脈と信頼関係を築いていた森繁和コーチが直接契約したことを明かした落合氏。「2400万円でね」。サラリと年俸も明かし「ドミニカ(共和国)の選手を億なんか出して連れてきたの1人もいないよ。大体2400万くらいだよ」と笑った。

 ジャパニーズドリームをつかみに来る外国人選手には「やればやっただけ給料は出すよっていう。その代わりやらなければ1年で帰される可能性があるっていうことだよな」というスタンスで契約事にのぞんでいた説明。中日に来る前に、すでに横浜で実績を残していたウッズにしても「1年目は5000万円だもん」とぶっちゃけた。

 驚きの話はまだ続いた。「実はこういう話があってね。ドミニカにジャンっていうピッチャーがいたんだわ。これを獲る時に億だとかっていう話になったから“いやそんな金額だったらいらない”って言って森繁が断った。“3000万くらいだったら獲ってもいいよ”っていうような話でね」と億単位で売り込んできたジャンというドミニカ共和国出身の投手との交渉を3000万円なら、と一蹴した過去を紹介。その上で「そしたら、阪神が3億で獲ったっていう話を聞いた」と、億で売り込まれてきた「ジャン」は、2007年に阪神で1年だけプレーし6勝5敗、防御率4.66の成績だった「エステバン・ジャン(オリオールズなど―阪神―SK)」。「“そんな選手じゃないだろ~”っていうような話をね、森繁はしてたけど」と当時のやりとりを明かした。

 落合竜の名参謀として名高い森繁和氏のドミニカ共和国出身選手の“選び方”の凄さを表すエピソードに、スタッフはただただ驚くばかり。落合氏はその反応を楽しんでいるようだった。

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