岡田監督快投に一安心「ボールが重い」 阪神のB・ケラーが剛球披露 ローテ争いへ全持ち球試投

[ 2023年2月15日 05:30 ]

実戦形式のフリー打撃に登板したB・ケラー(撮影・岸 良祐)
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 阪神の新外国人ブライアン・ケラー投手(28=レッドソックス3A)が、初めて実戦形式のフリー打撃に登板した。打者4人に対して23球。最速148キロを計測した。

 「いい形で投げられたと思う。投げた感触も良かったので、捕手(の栄枝)から見ても良かったと言ってもらえた」

 1メートル91の大型右腕で、インステップ気味に左足を踏み出したフォームから力強いボールを投げ続けた。ランチ特打組の島田、原口、板山に対してカーブ、チェンジアップ、カットボール、スライダーの持ち球全てを試投。安打性は島田に許した中前への1本のみで「この期間を使って取り組んでいきたい」とセットポジションからクイック投法も試した。今後は実戦テストを経て開幕ローテーション入りが当面の目標。「強い球を投げて、打者を早いカウントで打ち取ることができるように」とさらなる上昇を期した。

 見届けた岡田監督は一安心した。「ストレートもええのがいってた。思ったよりは良かった。まだ2回しか見てないけどなあ…」。実はキャンプ初日から通じてブルペン入りは2、9日のわずか2度のみ。「中6(日)やで。シーズンちゃうで。ホンマに」とマイペース調整に首をかしげたこともあった。登板中は場内のBGMを止めて熱視線。やっと真価を見せ始めた姿に「右(打者)が打ちづらそう。打った感じボールが重いって言うてたよ」とうなずいた。(石崎 祥平)

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2023年2月15日のニュース