ソフトB・リチャード　10番打者に発奮1号！　悔し涙から6日…藤本監督の起用に一発回答

紅白戦   紅組5－0白組（特別ルール） （ 2023年2月14日    アイビー ）

紅白戦の4回、ソロを放つリチャード（撮影・岡田　丈靖）
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　悔し涙から6日後、開き直りの一発回答で雪辱だ。ソフトバンク宮崎キャンプ第3クール最終日の14日、リチャードが紅白戦で紅組の「10番・一塁」で出場。4回2死の2打席目に泉の初球140キロを右中間へ運ぶ実戦1号を放った。

　「当たりは良くなかったが風が助けてくれた。打ちたい思いは強くあるが、もう、なるようにしかならない」

　8日に行われた初のチーム練習。打撃マシンの直球に対し二ゴロを狙うヒットエンドラン指示でスタンドイン。長打を連発し藤本監督、森ヘッドらに叱責（しっせき）され、号泣。そのときとほぼ同じ場所へ運んだ。

　師匠の西武・山川に自主トレ中に「常に変わらないように」と言われ、キャンプ中は朝のルーティンを貫く。「トイレ、シャワー、出発の順番を崩さない」と8時間睡眠して午前7時に起床。連日アーリーワークに参加している。藤本監督は「結果も出てない、内容も悪い中で今日は発奮したんじゃないんですか」とあえての10番打者起用に、少しニンマリしていた。（井上　満夫）