日本の野球に適応するための極意語る 阪神・サンズ駐米スカウト ブルペンと打撃練習を入念に視察

[ 2023年2月15日 05:30 ]

(手前左から)ミエセス、ノイジーを見守るサンズ駐米スカウト(撮影・岸 良祐)
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 今季から阪神に復帰したジェリー・サンズ駐米スカウト(35)が14日、キャンプ地に合流した。27日まで滞在して新外国人ノイジー、ミエセスらのサポート役を務める。キャンプ参加は選手だった21年以来2年ぶり。到着時には中野、熊谷、植田に専売特許の「ハッピーハンズ」で出迎えられ、佐藤輝や近本らとも談笑した。

 「ノイジー以外は初めてなので、初日は見ることを意識した」とブルペンと打撃練習を入念に視察。「いい部分は続けながら、打ち取ろうとしてくる相手にどうアジャストするか。その過程で周りの話を聞くことが大事になってくる」と日本の野球に適応するための極意を語った。

 「考え方の部分でアメリカスタイルというか似ている部分がある」と現役時代から助言してきた佐藤輝にはバットのヘッドの出し方を指南。佐藤輝も「もうちょっとタイミングを早く取ったら、と言われたので、やってみようかな」と耳を傾けていた。(鈴木 光)

 《両助っ人砲は残留して練習》○…ノイジー、ミエセスの両助っ人は15日の楽天戦(金武)には参加せずに宜野座での残留練習が決まった。ともに11、12日の紅白戦で実戦を経験済みで、打ち込みなどの練習ができない敵地戦よりも若手不在のキャンプ拠点でじっくり調整させる岡田監督の方針。対外試合デビューは18日の宜野座でのDeNAとの練習試合が濃厚で、開幕前哨戦としても注目されそうだ。

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2023年2月15日のニュース