日本ハムのドラ5・奈良間が対外試合初安打 松井裕から一挙6点奪う口火の二塁打

[ 2023年2月15日 06:00 ]

練習試合   日本ハム8-2楽天(特別ルール) ( 2023年2月14日    金武 )

<楽・日>5回、二塁打を放った奈良間(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの「シンジラレナイ」攻撃だった。同点の5回に5安打を集中し、一挙6得点。前回12日の練習試合では13失点で大敗を喫した開幕戦の相手・楽天にリベンジした。火付け役はドラフト5位・奈良間(立正大)だ。

 「ちょっと考えすぎていた部分があったので気楽にいこうと。チームの勝利に貢献できたことが良かった」

 5回、先頭で相手はWBCを控えた侍ジャパンメンバーの松井裕。134キロ直球を左翼線へ二塁打を放った。実戦では2安打した1日の紅白戦以来で、対外試合では初の安打。右方向を狙いすぎてスイングが小さくなっていたが「自分の(スイングで)振った中での打球を」と意識を変え、結果に結びつけた。

 この日は07年に球団初のリーグ連覇を果たし、今季からコンサルタントに就任したトレイ・ヒルマン元監督がチームに合流。新庄監督とタッグでベンチから奈良間やドラフト3位・加藤豪(前メッツ傘下)のプレーを見守り「雰囲気とか流れに凄い感動した。小柄な選手も力強くてびっくりしました」と目を細めた。

 本職は遊撃も、二塁で先発出場。立正大1年以来の二塁だが「試合に出られたらいい。2軍にいつ落ちてもいいところに自分はいる。結果を残すしかない」と目をぎらつかせる。ヒルマン氏も「シンジラレナイ」とうなるようなアピールを続けていく。(田中 健人)

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2023年2月15日のニュース