ダルビッシュと約5年半ぶりの再会…角が取れた 戦いに向けた心身の充実ぶり漂う

[ 2023年2月15日 05:00 ]

羽田空港に到着したダルビッシュ(撮影・篠原岳夫)
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 ぐぐぐっと迫ってくる端正な横顔に、懐かしさを感じた。1メートル96のダルビッシュが、脇から質問した30センチ以上も小柄な私の言葉を聞き返す際に、親切心から長身を折り曲げるようにして耳を傾けてくれる。18年前の05年。右腕の日本ハム入団当初、担当記者として2軍の沖縄・東風平(こちんだ)キャンプで初めて味わった感覚だ。

 当時はやんちゃな大阪出身の青年、という印象。大リーグ移籍当初のレンジャーズ時代に取材した際は近寄りがたいオーラを放ち、常に張り詰めているように感じた。約5年半ぶりの再会。角が取れて「久しぶりです。朝早くからありがとうございます」などと丁寧な応対の半面、引き締まった表情が完全に緩むことはない。戦いに向けた心身の充実ぶりが漂っていた。(野球担当デスク・大林幹雄)

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2023年2月15日のニュース