ロッテ・佐々木朗希 侍対決制した! 160キロ“村神様”斬りに「ホームランを打たれたくなかった」

[ 2023年2月15日 15:38 ]

練習試合   ロッテーヤクルト ( 2023年2月15日    糸満 )

<練習試合 ロ・ヤ>2回、村上を空振り三振にしとめる佐々木朗(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 “侍対決”は令和の怪物に軍配が上がった。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が15日、練習試合・ヤクルト戦(糸満)に先発。ともにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されているヤクルト・村上宗隆内野手(23)を160キロ直球で空振り三振に仕留めるなど、2回1安打5奪三振の好内容で今季の初実戦を終えた。

 力で挑んだ。0-0の2回無死、打席に村上を迎えると、初球は159キロ直球を投球。カウント1-0から変化球でカウントを整え、最後は真ん中やや高めの160キロ直球で空振り三振を奪った。「最後はいいところに行ってくれたので良かった。練習試合とはいえ、ホームランを打たれたくなかったので、抑えられて良かった」と対決を振り返る。初回先頭の丸山和から村上まで4者連続の奪三振。直球、フォークボール、スライダーで投球の組み立てに「初戦としてはバランスよく、変化球を含めて投げられたと思う」と手応えを口にした。

 村上とは2021年6月10日の試合(ZOZOマリン)で初対戦。プロ初被弾を喫し、昨年の球宴では161キロを中前打された。まだ2月の段階ではあるが、大きな「壁」を超えることで、世界一に向けての弾みをつけた形だ。

 急ピッチで状態を上げてきた。今月9日、初実戦形式となったライブBP(シート打撃)では、早くも自己最速に4キロに迫る160キロを計測。その後も複数回のブルペン投球をこなすなど、確実に段階を踏んだ。14日には初実戦を前に「今年初めての対外試合、初めての糸満での試合、ファンの皆さんに楽しんでもらえるように精いっぱい投げたい」とコメント。言葉通りの投球をマウンド上で示してみせた。春季キャンプ、そして今季初実戦で得た自信と手ごたえを胸に、17日からの強化合宿に臨む。

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月15日のニュース