阪神・高山に“岡田のメス”　打撃フォーム矯正へ直々指導「力を入れている割にボールが飛ばない」

阪神・高山に直接指導する岡田監督（右奥）（撮影・岸　良祐）　
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　阪神・高山に“岡田のメス”が入った。キャンプイン後も一向に打撃の調子が上がらない背番号9を、全体メニュー後の特打で指揮官直々に指導。打撃フォーム矯正のため、通常ならご法度とされる左手首をあえて返したスイングを行った。今後、実戦も増えてくる中で光が見えずにもがく日々が続く。

　「力を入れている割にボールが飛ばない。（高山が）“2月に入って全然アカン”みたいなことを今岡になあ（言ったみたい）」

　11月の安芸キャンプでは高山本人も確かな手応えを得ていた。だが、球春到来と同時に雲行きが怪しくなり7、9日のシート打撃では計4打数無安打。明らかに直球に差し込まれる打席が続き、岡田監督も「相当ショックやと思う。あの詰まり方は」と嘆いた。高山も「結果を求めてやる」と前を向いたが、表情は決して明るくはない。日大三時代の恩師・小倉全由監督（65）の退任も発奮材料とし、11日の紅白戦で逆襲への快音を響かせたい。（八木　勇磨）