24年からイースタン・リーグ参入を目指すハヤテグループ 「静岡で唯一無二の球団を」

[ 2023年2月11日 19:34 ]

静岡市を本拠地とする新球団創設構想を市民に説明したハヤテグループ杉原代表
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 静岡市内に本拠地を置く新球団として、24年からイースタン・リーグ参入を目指すハヤテグループ(東京)が11日、同市役所で地元住民約80人と意見交換会を行い、今月中に球団の運営会社を市内に設立することを明らかにした。日本野球機構(NPB)は今春、2軍戦のみに新規参入する2球団の公募を開始する。

 市民からはなぜ静岡なのか、2軍戦で興行的に成り立つのかなど、素朴な質問が寄せられた。同グループの杉原行洋代表(45)は都道府県別の経済規模がプロ球団が存在する広島県や宮城県より上位という点に着目。「日本有数の日照時間でサッカーだけでなく、野球の聖地である草薙球場もある」と説明した。「静岡にとって唯一無二の独自性のある球団にしたい。コンテンツとして十分魅力があると思う」と現行の12球団制が確立した1958年以来、66年ぶりの球団増に意欲を示した。

 地域密着型の球団経営を進めるため、スポーツ事業のアドバイザーとして四国アイランドリーグの運営に長年携わった坂口裕昭氏、池田省吾氏を招へい。杉原代表は「ハヤテグループは育成と挑戦がキーワードなので全国からNPBに挑戦したい若者が集い、そこに地元出身の選手が集まってくれればうれしい」と成長企業支援(金融)事業を展開してきたトップとして力説した。さらに「球団自体がファンに受け入れられ願わくば永続可能な状況、サステナブルな状況になってもらえたら」と訴えた。

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2023年2月11日のニュース