ソフトバンク・ガンケル 初ブルペンで充実の28球 甲斐に要望「自分を引っ張って」“先生”ぶりも健在

[ 2023年2月11日 12:15 ]

ソフトバンクのガンケル
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 阪神からソフトバンクに移籍したジョー・ガンケル投手(31)が今キャンプ初のブルペン投球を行った。阪神時代の3年間の64試合で16勝12敗、防御率2・92と安定した成績を残した1メートル99の長身右腕は正捕手の甲斐を相手に直球、スライダー、ツーシーム、フォークの4球種を投げ込んだ。

 担当したNPB審判員によるジャッジではストライク13球、ボールは15球(ワンバウンドのフォークなど)で、ノーワインドアップから20球、セットポジションから8球を投じた。内訳は直球が13、スライダーが5、ツーシームが6、フォークが4球だった。ブルペン投球後には甲斐から「グッドボール!」と声をかけられ、笑顔を見せるなど充実した初ブルペンとなった。

――初の投球は。
 「傾斜で投げるのが久しぶりだったんですけど、何球か投げていくうちに感覚的にもボールのスピードも、コントロールもよくなってきたと思います」

 ――きょう意識したことは。
 「きょうに関しては傾斜から投げる。自分でも何か大きな期待をしていたわけじゃない。でも投げた感じは凄くよかったので、いまの時期の“このくらい”という状態ではあったので良かったんじゃないかなと思います」

 ――この時期のブルペン入りは早めか。
 「過去の2年間は隔離とかあったりしたので…1回目は多分いまくらいの時期に投げていたんじゃないかな」

 ――宮崎で試合に投げられるように仕上げる。
 「そうですね。一応そういう予定にしています。まず一番大事なのはきょうこれで投げてみて、あす自分の感覚として張り具合や疲れがどうなるかってこと。一応コーチとは試合で投げるという話しをしています」

 ――捕手の甲斐とはどんな話を。
 「ホークスを相手にそんなに投げたことはないんですけど、日本でやっていたので、甲斐は自分のピッチングを分かってくれていると思う。彼の方がパリーグのバッターを知っているのは間違いないので、全面的に信頼するので、自分をどんどん引っ張っていってほしいという話しをしました」

 ――スライダーの曲がりを2人で確認した。
 「自分の感覚として良いスピンのかかったスライダーとそうでもなかったスライダーがあったので、捕っている方としてどう見えたのか確認しました」

 ――近親者が死去したためキャンプ中に一時帰国した。
 「自分としてもチームを離れるというのは本来、望むべきことではないんですけど、やっぱり家族のことですので、帰らないといけないという気持ちがあった。キャンプの最初の期間なのでここから時間はある。しっかり仕上げていきたい」

 ――ガンケル先生は健在か。
 「誰かちょっと覚えていないんですけど、カーブについて聞かれた。自分は(カーブは)そんなに得意ではない。これから皆と時間を費やしていく中でそういうことがあれば、自分の知識はいくらでもシェアしたいと思う」

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2023年2月11日のニュース