ダルビッシュ 6年総額約141億円超の延長契約に「本当に光栄」

[ 2023年2月11日 05:47 ]

会見したパドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)は10日(日本時間11日)、本拠地ペトコパークで会見した。

 新たに結んだ6年総額1億800万ドル(約141億4800万円)の延長契約について「すごく素晴らしいファンベースを持つ球団、素晴らしい気候であるサンディエゴの最高の球団であるパドレスとこのような契約を、この年で結べたことを本当に光栄に思います」と感謝の意を表した。その上で「自分がどこまでできるかわからないんですけど、1日1日今まで自分がやってきたことをしっかりできるように、これからも変わらずやっていきたい」と話した。

 36歳の先発投手に与えられた6年契約に加え、今回のWBC出場では春キャンプ序盤の参加も免除された。異例づくしとも言えるパ軍からの好待遇。メジャー通算95勝右腕は「自分の歳で6年をあげるというのは本当にないことだと思うので。それも含め、スプリングトレーニングに行かないで日本の合宿に参加するであったりとか。まさにそれはすごく信頼であったりというのをすごく感じる。野球をやってきて、そういう信頼を得られたというのはうれしい」と思いのほどを口にした。

 6年契約が満了する28年シーズンには42歳となる。難しい挑戦へ向け覚悟のほどを問われると「どこまでいけるかというのは分からない。最後の3年4年というのは全く使い物にならないかもしれない。でもそこはあまり先は考えずに、本当に今までやってきたことを、去年のテンション(1日1日が最後だという気持ち)でしっかり野球をやっていくということが大事だと思う」と決意を口にした。

 パ軍は昨季、ワイルドカードからリーグ優勝決定シリーズまで進んだもののワールドシリーズ進出はならなかった。このオフは球宴4度出場のスター遊撃手ザンダー・ボガーツ(30)をFAで獲得、先発右腕ジョー・マスグローブ(30)とも5年の延長契約を果たし、目指すは球団史上初のワールドシリーズ制覇のみ。「すごいチームを作っていると思う。その中に自分を構想の中に入れていただいたというのが光栄」。ダルビッシュの新たなる挑戦が始まる。

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2023年2月11日のニュース